通話料金が安い格安SIMというのは現状ありません。通話料は一律になっています。その通話料を安くする方法というのを今回の記事では書いていこうと思います。
格安SIMの唯一のデメリットと言えるのが通話し放題のプランが現状ないということ。
一般的なスマホと格安SIMを用いた時の通話料の比較と格安SIMの通話にかかる料金を安くする方法を紹介します。
そもそもLINEなどの通話できるアプリを用いて通話することが多く、一般の電話回線で電話する機会が少ない人、そもそも通話をあまり使わない人というのは格安SIMにしないと無駄なお金を払い続けることになります。
格安SIMを使うけど、通話料金もお得で安くなる方法を見ていきます。
さらに一部の格安SIMでは限定的なかけ放題プランも登場してます。
Contents
格安SIM(通話プラン)とキャリアの通話料金の比較
・格安SIM通話プランを申し込む際の基本的な通話料金です。
MVNO各社 | 通話料金 |
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楽天モバイル | 20円/30秒(一律) |
DMM mobile | 20円/30秒(一律) |
OCNモバイルONE | 20円/30秒(一律) |
mineo | 20円/30秒(一律) |
アプリをダウンロードするだけで通話料が半額になったり、ある定額の通話料金がパックになっているプランを契約しなかった時の料金です。
・3大キャリアの通話料金
3大キャリア | 通話プランと料金 |
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ドコモ(docomo) | カケホーダイプラン (2,700円/月) ※無制限で使い放題 カケホーダイライトプラン (1,700円/月) ※1回の通話5分以内(51回まで) ※5分を超えると20円/30秒の 追加料金が発生 |
au | カケホ(電話かけ放題) (2,700円/月) スーパーカケホ(プランS) (1,700円/月) ※1回の通話5分以内 ※5分を超えると20円/30秒の 追加料金が発生 LTEプラン (934円/月) au携帯宛 1時~21時無料 21時~1時 20円/30秒 他社携帯宛 20円/30秒 |
ソフトバンク(softbank) | スマ放題 (2,700円/月) ※無制限で使い放題 スマ放題ライト (1,700円/月) ※1回の通話5分以内 ※5分を超えると20円/30秒の 追加料金が発生 ホワイトプラン (934円/月) ソフトバンク携帯宛 1時~21時無料 21時~1時 20円/30秒 他社携帯宛 20円/30秒 |
共通して、かけ放題2,700円もしくは5分までかけ放題1,700円のプランがあります。たくさん電話する人にとっては安心のプランです。
通話をいっぱいしたい人にとっては、キャリアの携帯の方がいいのでしょうか。無限に話したい人はそうかもしれませんが、ある一定時間では格安SIMの方が得になります。
格安SIMの常識!アプリで通話料は半額になる
キャリアの携帯電話を使っていて、電話番号をそのまま使いたいという人や、『090』で始まる電話番号にこだわりがある方は、まず、アプリを使うことで、通話料が半額になります。
通話料金が10円/30秒に!
スマホの電話番号のまま使いたいという方は必ず使いましょう。アプリはすべて無料です。アプリをインストールすると電話をする際には勝手に起動してくれます。ですので、やる作業はアプリをインストールするのみです。
通話料金を半額にしてくれるアプリは「楽天でんわ」「G-Call」「通話料いきなり半額」の3つがあります。
「楽天でんわ」・・・アプリをインストールすることで、自動的に自分の電話番号の頭に「0037-68」をつけて発信します。(プレフィックスという)相手にこの番号は見えないので基本的に普通に電話しているのと変わりません。楽天ポイントがたまるなどの特典もあります。
「G-Call」・・・楽天でんわと同じく通話料を半額にしてくれるアプリです。楽天でんわは消費税がかかるのに対して、こちらは消費税が込です。例えば5分話してかかる場合、楽天でんわなら216円かかるのに対し、200円です。楽天ポイントに興味が無い人はこちらの方が良いですね。
「通話料いきなり半額」・・・基本的には上2つとおなじ。違うのは家電量販店で申し込みができること。量販店で申し込む際には390円かかるが500円の無料通話がついてくるので、実質110円得になる。
※ 格安SIMの通話料を安くする方法1つめは、半額になる無料アプリをインストールすることです。
通話料がさらに格安!IP電話とは?
(IP電話料金一覧:出典 http://trendy.nikkeibp.co.jp/)
IP電話というのは「050」などで始まる電話番号を新たに契約する。
IP電話では、インターネット回線を利用して電話がつながる仕組みになっている。
IP電話のメリットは、とにかく通話料が安いということです。さらにインターネット回線で電話するために、通話機能がついていない格安SIMのデータ通信のみのプランで話ができる。
逆にデメリットは、「090」の番号にこだわりたい人には向いていない。さらに、インターネット回線を使うために通信がインターネットに左右されるという点がある。
「050 plus」・・・NTTコミュニケーションズによるIP電話サービス。OCN モバイル ONEのユーザーなら月額利用料が無料か半額で受けれる。
「LINE電話」・・・通話の発信にはIP電話と同じ仕組みを使う。「050」番号ではなく自分の番号を使って電話ができる。しかし、キャリアの電話にかけると非通知などになってしまって不便。
※ 2つめ格安SIMで通話料を安くする方法は、IP電話を使うです。
通話パックがついている格安SIMを選ぶ
各MNVOの事業者にはそれぞれサービスの特色があります。通話料にこだわりたい人は無料通話パックがついてくるところの格安SIMを選ぶとさらに通話料を安くすることができます。
「BIGLOBE」ならアプリを入れなくても通話料が半額になる「BIGLOBEでんわ」がある。さらに「通話パック60」というプランに申し込むことができる。どういうサービスかというと、月額650円で60分間無料通話ができる。60分間というと1200円かかる(BIGLOBEでんわで通話した場合)から、550円安くなる。
これで抑えることができれば、音声通話SIM1600円と合わせても、月額2250円で通話月のスマホが通話料込で使えることができる。
「楽天モバイル」では、5分間かけ放題プランというのが登場しました。小まめに短い時間の通話をたくさんするという人にとても便利なプラン。読んで字の如しですが、5分間までの通話なら何回でも定額850円/月でできますよっていうサービスです。小まめに通話する人は楽天モバイルが超おすすめです。
※ 3つ目は、各MVNOの通話パックシステムを使うことで通話料を安くする。現状はBIGLOBEと楽天モバイルがこのようなサービスを行っています。
そこそこ長電話する人はBIGLOBE、短い電話が頻繁にある人には、楽天モバイルがおすすめになります。
ガラケー×格安SIMの2台持ちが向いている人
実はキャリアのガラケーというのは結構貴重な存在です。
何故かというと、スマホでは電話と通信データの両方と契約しなければなりません。これに対して、ガラケーは通話のみで契約できます。
しかも、スマホではかけ放題プランは、2700円でしたが、ガラケーのかけ放題プランは2200円になっています。
ですので、ネット関係はデータ専用格安SIMを利用する。通話は、ガラケーを利用する。
「090」の電話番号を使って、話し放題話したい人の最安値プランはこれです。
・格安SIMのデータ専用SIM 900円/月・3GB
・ガラケーのかけ放題プラン 2200円/月
電話し放題で、格安SIMを使いたい人は2台持ちがおすすめです。
まとめ
格安SIMではかけ放題のプランが無いといってもかなり対策ができることがおわかり頂けたでしょうか?
・電話番号を変えたくない人や「090」番号にこだわりがある人は、アプリをインストールすることで格安スマホの通話料は半額(10円/30秒)になります。
・電話番号にこだわりが無いのであればIP電話は格安です。ただし、ネット環境に依存するので、なんとも言えないですね。気にしないのであればいいと思います。
・さらに通話パックなどを申し込むことで、ある一定の時間の通話料をかなり引き下げることも可能です。
・電話番号「090」が良くて、さらに電話を無制限でしたいという人にはガラケーとデータ専用の格安SIMの組み合わせがベストです。
以上、自分に最適な方法で格安SIMの通話料を安く仕上げてください。